要注意の自覚症状

大きな衝撃を受けた後に起こる原因不明の頭痛・肩こり・めまい・耳鳴り・眠気・吐き気・手足のしびれといった「不定愁訴」の症状をまとめて、西洋医学では「むち打ち症」という言葉で呼んでいます。
一概に、こんな症状だからむちうち症と断言できるわけではありませんが、むち打ち症の患者さんの多くが訴える症状を以下にあげてみます。

首痛・肩の痛み

首を曲げたり回したりすると痛い。動かさなくてもずっと重いような痛みがある。
肩や首が動かせない。普段はなんともないのに集中して作業をすると首や肩が痛み出す。これらは、むち打ちの70~80%を占めると言われている頸椎捻挫の症状です。

めまい

座っているのにぐるぐる回っているような気がする。立っているとき、歩いているときに地面がフワフワと安定しないような気がする。動いた瞬間に意識が遠くなる。これらはむち打ち症のひとつで、首を通っている交感神経がダメージを受けたときに起きるバレ・リュー症候群の可能性があります。

耳鳴り

耳の奥で「ザー」「ジー」といった音がずっと鳴っているような気がする。
心臓が脈打つようなリズムで、継続的に音がする。ふとしたときに「キーン」という音が聞こえるような気がする。これらもバレ・リュー症候群の可能性があります。また、交通事故などの衝撃を受けたショックで、耳の奥の筋肉がずっと緊張したままの状態になってしまったときにも起こります。

頭痛

ずっと頭が重い。疲れたときに頭が痛む。雨や曇天などの気候や気圧の変動にあわせて頭が痛む。頭の片側だけが脈拍に合わせて痛む。
頭痛にもさまざまなパターンがありますが、むち打ちでは非常によく見られる症状です。
頸椎捻挫でも、バレ・リュー症候群でも神経根症状でも頭痛は起こる可能性があります。

顔が痛い、表情が動かしにくい

頸椎の神経が圧迫されたり、脳の血行が悪くなったりしたときに起こる症状です。
顔面に痛みがある以外に、顔にベールが被さっているような気がする、しゃべったり笑ったりするときに違和感がある、といった形で現れてくることもあります。

食欲不振、消化不良

頸椎の神経が圧迫されたり、脳の血行が悪くなったりしたときに起こる症状です。
お腹が空いているはずなのに食欲が出ない、胃のあたりがムカムカする、食べた後に胃がもたれる、吐き気がするなどの胃腸の障害が、むち打ちで起こることもあるのです。

手足がしびれる

神経根に傷がつくと、手足がだるい、手足がしびれるといった症状が起こることがあります。手足のすべてに症状が起こるのではなく、右手だけ、左足だけといった感じに、一部だけがしびれたり、動かしにくくなることもあります。脊髄症状型になると、しびれなどの違和感だけでなく、歩行障害にまで至ることも。治療には時間のかかることも多いので、なるべく早く診断を受けて適切な治療をしてください。

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